蒲(がま):蒲黄(ホオウ)

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歩いていて、ふと変わった形のものが目に入り、つい二度見してしまいました(笑)。『蒲の穂』・・・?? 何か(書物?テレビ?)では見たことがあったと思いますが、直接出会うのは初めて???

スマホで蒲の穂を検索してみたところ、蒲の穂を触ると綿毛?小動物の毛?みたいなものが大量に出てくる動画を見つけました。びっくり&面白いので興味のある方はぜひ検索してみて下さい♪とにかく、もの凄いです(笑)

蒲(がま)と言えば、『因幡の白兎』に出てきますが、自分がだましたワニに皮をはぎ取られたうえに、さらに大国主命の兄弟達に騙されて海水で体を洗ってしまい、痛い痛いと泣いている白兎に、大国主命が、真水で体を洗い、蒲黄(お話によっては蒲の穂)を敷き、寝転がりなさいと教えた…と有名な話があります。つまり、『古事記』に傷薬として登場しています!

漢方では、生薬名を『蒲黄(ホオウ)』と言い、成熟した花粉を用います。(上の写真では、きりたんぽ状の蒲の穂の上部の茶色くなってしまった部分に花粉ができるのですが、もうすでにその時期は終わってしまっていますネ…)止血作用、通経作用、利尿作用などを持ち、各種の出血や、月経痛、打撲外傷、血尿などに用います。

日本で一般的に流通している漢方薬の中には配合されていませんが、民間薬として用いられるようです。

余談ですが、かまぼこは、竹の棒に筒状に巻いて作ったそうで、その形が蒲の穂に似ているところから『蒲鉾(かまぼこ)』と呼ばれるようになったのだそうですヨ♪昔の蒲鉾はちくわ状だったのですね(^_-)-☆

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